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標準版ピアノ楽譜

クラーマー=ビューロー

New Edition 解説付

解説:上田 泰史

紙版

内容紹介

 1957年発行の標準版ピアノ楽譜『クラーマー=ビューロー』(井口基成編)のリニューアル。新たに浄書し、できるだけ少ない譜めくりで弾けるよう工夫した。50曲分は1868年の初版(J.アイブル社)、残りの10曲分はペータース版を底本に使用。
 解説は上田泰史氏。クラーマーの作曲経緯や音楽史上の位置付け、ビューローがどのようにしてクラーマーの練習曲を選曲・編集したかなどが丁寧に書かれている。また、井口版では難しい日本語で読みにくかったビューローの序文訳を読みやすい文章にし、さらにクラーマーのオリジナル版(1835年・イギリス)に掲載されているクラーマーによる序文訳を新たに追加した。作曲家クラーマーと選曲・編集者ビューローの二人による言葉をぜひ参考にしてほしい。

目次

クラーマー=ビューロー 60曲のピアノ練習曲

著者略歴

解説:上田 泰史
金沢市出身。東京藝術大学音楽学部楽理科卒業、同大学及びパリ=ソルボンヌ大学で修士課程及び博士課程を修了。在学中に安宅賞、アカンサス賞受賞。2010年から2012年まで日本学術振興会特別研究員(DC2)を務める。2010年に渡仏、2013年、パリ第4大学音楽学修士号(Master2)取得。2015年、日本学術振興会より育志賞、2016年、平山郁夫文化芸術賞を受ける。著書に『チェルニー30番の秘密――練習曲は進化する』(春秋社 2017年)、『パリのサロンと音楽家たち――19世紀の社交界への招待』(カワイ出版 2018)。東京藝術大学、国立音楽大学、大妻女子大学ほか非常勤講師、地中海学会月報編集委員、『ピティナ ピアノ曲事典』副編集長、日本音楽学会会員、全日本ピアノ指導者協会正会員。

ISBN:9784276411227
出版社:音楽之友社
ページ数:168ページ
定価:2200円(本体)
発行年月日:2018年12月
発売日:2018年12月25日
国際分類コード【Thema(シーマ)】 1:AVR