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『発展の法則』と日本農業

著:犬塚 昭治

紙版

内容紹介

農民の農外賃労働者化も農業経営の規模拡大もいわば中途半端な状況にとどまっているというのが現状なのである。その現状を規定しているものは何かをここで明らかにし、日本農業の発展のためにはなにが必要なのかを考えてみたいというのが本書のねらいである。

目次

第1章 原理論と歴史分析 
 第1節 問題の所在 
 第2節 マルクスの原理論と歴史過程 
 第3節 原輪の任務と歴史分析
第2章 大内力の日本農業論の原型 
 第1節 『日本資本主義の農業問題』の衝撃 
 第2節 のこされた問題点 
 第3節 農地改革の歴史的意義 
 第4節 農地改革の難点
第3章 大内力の日本農業の構造分析 
 第1節 構造分析(1)--『農業問題』 
 第2節 論争 
 第3節 構造分析(2)--『農業問題』改訂版ほか 
 第4節 構造分析(3)--『農家経済』
第4章 資本主義「発展の法則」と日本横行 
 第1節 資本主義「発展の法則」 
 第2節 資本主義の農業問題 
 第3節 現実の展開 
 第4節 「発展の法則」の彼方
人名索引

著者略歴

著:犬塚 昭治
1932年 東京都品川区に生まれる。1955年 東京大学農学部農業経済学科卒業。1966年 名城大学経済学部教授。2004年 名城大学定年退職。

ISBN:9784275021090
出版社:御茶の水書房
判型:菊判
ページ数:506ページ
定価:8800円(本体)
発行年月日:2019年06月
発売日:2019年06月17日
国際分類コード【Thema(シーマ)】 1:KCVD