出版社を探す

輪切りで見える!パノラマ世界史 2 さまざまな世界像

監:羽田 正
文:内田 力
絵:伊野 孝行

紙版

内容紹介

「輪切り」で世界史を見る絵本、第2巻は750年から1350年。世界各地でさまざまな宗教や思想が発展し、それぞれの世界観が形づくられていた。気候変動が社会に与えた影響など、新たな歴史学の視点もまじえ、中世の世界を描く。

(監修者より)
これまでの「世界史」の本や教科書は、世界をいくつかの地域に分け、それぞれの地域の過去から現代に至る歴史を、時間軸にそって説明する、いわば「縦の世界史」でした。対して、このシリーズでは、それぞれの時代において、つねに人類社会全体を見わたし、各時期の世界全体を視野におさめるように努めました。
グローバル化が進む現代においては、世界をいくつかの地域にわけて語る「縦の世界史」よりも、地域どうしの交流や人びとの生活のつながりを見る「横の世界史」の重要性が増しています。過去の人類の社会と、現在わたしたちがくらす世界がどのように違い、どこが似ているのかを、このシリーズを読んで考えてみてください。

著者略歴

監:羽田 正
1953年生まれ、東京大学東洋文化研究所教授(世界史・比較歴史学)。著書に『イスラーム世界の創造』(東京大学出版会)、『新しい世界史へ』(岩波新書)ほか。国民国家やヨーロッパ対アジアという構図にとらわれない新しい世界史=グローバルヒストリーの叙述を提唱し、各国の歴史学者との共同研究にとりくんでいる。
文:内田 力
1983年生まれ、東京大学大学院総合文化研究科博士課程(日本史研究)。
絵:伊野 孝行
イラストレーター。東京イラストレーターズソサエティ(TIS)会員。作品に『ゴッホ』(書肆 絵と本)、『画家の肖像』(ハモニカブックス)、『鈴狐騒動変化城』(福音館書店)ほか。

ISBN:9784272409365
出版社:大月書店
判型:A4
ページ数:40ページ
定価:3000円(本体)
発行年月日:2015年12月
国際分類コード【Thema(シーマ)】 1:YNH