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江戸から伝わる味をたずねて

著:柳原 尚之

紙版

内容紹介

江戸懐石料理を伝える近茶流嗣家・柳原尚之さんが江戸時代の資料(今でいうレシピ本)に出てくる料理を再現。さらに現代風にアレンジした料理を紹介します。その昔、人々は創意工夫を重ねて江戸料理の基礎をつくりあげました。江戸料理は、今に伝わる料理のルーツを探ることができ、その料理法には興味深いものがたくさんあります。醤油が普及する前、調味料として使われていた「煎り酒」、最近ブームになった麹は「塩麹」ではなく「練り麹」として使われていた、うなぎの蒲焼きの「蒲」とは?など、知っておきたい内容がもりだくさんです。

目次

春~奈良茶飯、寄せ菜、桜煎、巻繊(けんちん)
初夏~ぬた、たで酢、きらず、小川たたき
夏~阿茶蘭漬け、かば焼き、水造り、水仙
初秋~幽庵焼き、こけらずし、和蘭陀煮、練り?、あつもの
秋~利久、しぎ焼き、みなと
冬~もうりやう、せんば、風呂吹き、太煮、煮貫
早春~淡雪、霜降る、酢入り、田夫

著者略歴

著:柳原 尚之
近茶流 嗣家、柳原料理教室副主宰。父・近茶流宗家、柳原一成とともに東京赤坂の柳原料理教室にて、日本料理、茶懐石の研究指導にあたる。日本料理を海外に広める活動も行い、海外でのイベントや料理講習会にも多く参加するほか、ドラマや時代劇の料理指導、料理所作指導、料理時代考証も数々手がける。

ISBN:9784262130156
出版社:池田書店(新宿区)
判型:B5
ページ数:176ページ
定価:1800円(本体)
発行年月日:2015年06月
発売日:2015年06月10日
国際分類コード【Thema(シーマ)】 1:WB