序論-ココア共和国の近代を問い直す―
はじめに
第1節 ココア共和国
第2節 結社史という方法論
第3節 長期の視点に立った政治史の意義
第4節 本研究の構成
第1部 危機の歴史的背景
第1章 コートジボワール植民地の成立
はじめに
第1節 南部森林地帯と人口移動
第2節 ヨーロッパ人との接触
第3節 植民地化
第4節 植民地期の社会経済変容
まとめ
第2章 胚胎した統治的結社-「プランター主導」組織SAAの実像-
はじめに
第1節 SAAの政治的役割と社会経済的背景-先行研究の整理
第2節 SAAの登場-植民地という文脈における意義
第3節 SAAの組織面での特質
結論
第3章 統治的結社の誕生と「脱プランター化」-植民地期後期におけるPDCIの組織化の実態-
はじめに
第1節 植民地期の社会経済変容のなかのPDCI
第2節 植民地期の選挙におけるPDCIの支持率の分析
第3節 地域独自の政治的組織化の背景-2地域の実例から
第4節 植民地期の農業政策とPDCIの「脱プランター化」
むすび
第4章 ウフェ支配下の統治的結社と統合的革命
はじめに
第1節 個人支配体制としてのウフェ支配
第2節 ウフェの統治を支えた条件
第3節 一党制下におけるPDCIの特質
第4節 ウフェと統合的革命
むすびに代えて-翳りゆく一党支配
第2部 危機の展開とその意味
第5章 イボワール人性問題の播種-1990年代の新たな状況-
はじめに
第1節 民主化とウフェ後継争いの激化
第2節 ポスト・ウフェ時代-後継争いから与野党対立へ
第3節 過剰代表による一党優位性の確立-PDCIの「圧勝」の実態
第4節 「恵まれた階層内でのゲーム」-野党の両義性
むすび
第6章 イボワール人性思想の継承-軍事政権と新たな局面転換-
はじめに
第1節 「軍服のサンタクロース」のクーデタ
第2節 軍の変質-1990年代に進行した変化の底流
第3節 軍事政権がもたらした局面転換
第4節 多極的な対立構図の到来-民政移管選挙の分析
むすび
第7章 内戦と和解プロセスのなかのイボワール人性-内戦期政治における連続性-
はじめに
第1節 内戦前史
第2節 内戦とマルクーシ合意
第3節 憲法と和平合意のはざま
第4節 抵抗戦術の手段・資源・実態
第5節 3者鼎立状態
第6節 技術的不備と政党間対立-有権者登録の難航
第7節 新内戦
むすび
第8章 統治的結社とイデオロギー-結社史から俯瞰するコートジボワール国家-
はじめに
第1節 コートジボワールにおける差別的・排除的実践
第2節 コートジボワール史における中間集団
第3節 メタ・ナショナリズム
結論
結論
結論にあたって
第1節 ワタラ政権の現状と展望
第2節 アフリカ政治研究としての本研究の意義
第3節 コートジボワールにおける「近代」とは何か
むすびとして-本研究の意義とアフリカ研究の未来
あとがき
コートジボワール政治史略年表
参考文献