出版書誌データベース

従来の育児書にはない、月齢別・多職種連携という視点から、小児科医をはじめとして心理士や言語聴覚士など、様々な育児の専門家がQ＆A形式で子育ての２２４の疑問に答えます。食事、偏食、人見知り、薬の飲ませ方、睡眠、事故防止、心のケアなど、幅広い情報を網羅しているのも本書の特徴です。監修の三井俊賢医師は東京都や神奈川県で小児科のクリニックを経営する「医療法人社団　育心会」の理事長で小児科の専門医です。育心会では小児科のさまざまな専門分野を持った医師が院長となり、専門性に特化した診療を行っています。
子育ての本は多くありますが、出産直後から月齢別に子どもたちの様子とその対応を小児科の専門医が紹介している本はほとんどありません。少子化が加速する現代において、子どもを大切に育てたい親御さんにとっては貴重な情報となります。ママパパだけでなく、じじばばへのアドバイス、先輩ママの経験談なども満載です。
具体的には、子どもの月齢を０歳～２か月、３か月～４か月、５か月～６か月、７か月～８か月、９か月～１０か月、1歳、1歳半と細かく分けて、それぞれ子どもたちに留意する点をＱ＆Ａ方式で専門家の先生がお答えします。各月齢での子どもたちの発育、育児の悩みを医学的観点から解説する点をはじめ、それぞれの月齢に起こりやすい病気や事故などの予防や対応策も網羅。「泣き止ませ方」「授乳」「沐浴」「体操法」「うんちの見かた」などなど、日常的に役立つ情報もお届けすることで、親御さんが抱える子育てについての不安を解消していきます。

監：三井俊賢
慶應義塾大学大学院医学研究科博士課程を修了。慶應義塾大学医学部小児科、慶應義塾大学関連病院。慶應義塾一貫校校医を経て、現在は医療法人社団育心会理事長。医学博士。小児科専門医、小児科指導医として活躍中。

編：宮尾益知
東京生まれ。徳島大学医学部卒業。東京大学医学部小児科、自治医科大学小児科教室、ハーバード大学神経科、国立成育医療センターこころの診療部発達心理科などを経て、2014年にどんぐり発達クリニックを開院。主な著書・監修書に『発達障害の治療法がよくわかる本』、『発達障害の親子ケア』、『女性のアスペルガー症候群』（いずれも講談社）、『アスペルガーと愛』（東京書籍）、『発達障害の子どもが元気になるやさしい言葉かけ』、『家族で支援する子どものＡＳＤ』（いずれも小社）など。専門は発達行動小児科学、小児精神神経学、神経生理学、発達障害の臨床経験が豊富。