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社会が漂白され尽くす前に

著:開沼 博

紙版

内容紹介

多くの人が「あってはならぬ」と考える問題を「見てみぬふりをして済ませようとする」なかで、そうはせずに問題に直接向かい合ってきた人たちがいる。北朝鮮、沖縄米軍基地、飛田新地、AV、ヤクザ、歓楽街と風営法、死刑、震災と福島……我々の日常から不可視化されていく現代日本の実態。それらに直接触れてきた者たちとの対話から、気鋭の社会学者が捉えた社会を駆動するメカニズムの正体とは――。衝撃作『漂白される社会』をさらに深めた対話篇。

著者略歴

著:開沼 博
1984年、福島県いわき市出身。社会学者。東京大学大学院学際情報学府博士課程在籍。立命館大学准教授、東日本国際大学客員教授。社会学者。修士論文『「フクシマ」論 原子力ムラはなぜ生まれたのか』で毎日出版文化賞。『はじめての福島学』が新潮ドキュメント賞最終候補。著書に『福島第一原発廃炉図鑑』『漂白される社会』『フクシマの正義』ほか。共著に『チェルノブイリ・ダークツーリズムガイド』『常磐線中心主義』『地方の論理』『1984 フクシマに生まれて』『闘う市長』『この国はどこで間違えたのか』ほか。

ISBN:9784198644581
出版社:徳間書店
判型:4-6
ページ数:320ページ
定価:1600円(本体)
発行年月日:2017年08月
発売日:2017年09月01日
国際分類コード【Thema(シーマ)】 1:JBF