文春学藝ライブラリー
陸軍特別攻撃隊 2
著:高木 俊朗
紙版
内容紹介
鴻上尚史氏(『不死身の特攻兵』著者)驚嘆!
「圧倒的な筆力で、〝特攻隊のリアル〟が描かれています」
「特攻作戦」の実相を書き尽くした執念のライフワーク!
菊池寛賞受賞ノンフィクション・第二巻(全三巻)
「貴様は特攻隊なのに、ふらふら帰ってくる。貴様は、なぜ死なんのだ」
猿渡参謀長は敵艦船を撃沈したか、どうかという戦果を問題にしないで、ただ、ひたすらに佐々木伍長の死ぬことを重要視していた。特攻隊は死にさえすればよい、というかのようであった。(本書より)