文春新書 1417
武藤章 昭和陸軍最後の戦略家
著:川田 稔
紙版
内容紹介
独ソ戦が日本の運命を変えた!
陸軍の頭脳はなぜ挫折したのか?
陸軍きっての戦略家・永田鉄山の後継者と目された武藤は、二二六事件の収拾に尽力、石原莞爾と争って日中戦争を推進したが、対米開戦には一貫して反対の姿勢を貫いた。にもかかわらず、東京裁判で最年少の死刑判決に――。昭和の難問を背負った男の本格評伝。