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丸谷才一全集 2

「年の残り・笹まくら」ほか

著:丸谷 才一

紙版

内容紹介

丸谷全集第7回配本は、小説第二巻。

69歳の病院長が、患者の少年との関係から回想する若き日々の情景――。人生、老い、病い、死という年輪が刻み込んだ不可知の世界を、巧緻きわまりない小説作法で、過去と現在との交錯・対比のうちに結実させた芥川賞受賞作「年の残り」。

「笹まくら」の主人公・浜田庄吉は徴兵を忌避し、ラジオ修理工、砂絵師として日本各地を転々として戦時中を生き延び、無事に終戦を迎える。世間から身を隠し孤独な逃亡生活をおくった過去と、大学職員として学内政治の波に浮き沈みする現在を、変化に富む筆致で自在に描き、「戦後文学史における記念すべき作品」と評される中篇。


ほかに「彼方へ」「初旅」など、小説的趣向を存分に凝らした5篇を収録。

ISBN:9784163826509
出版社:文藝春秋
判型:B6
ページ数:584ページ
定価:5300円(本体)
発行年月日:2014年04月
発売日:2014年04月08日
国際分類コード【Thema(シーマ)】 1:FB
国際分類コード【Thema(シーマ)】 2:DNT
国際分類コード【Thema(シーマ)】 3:1FPJ