連理の軌跡
井伏鱒二と節代夫人
著:舘上 敬一
紙版
内容紹介
井伏文学の源泉を郷土に辿る――
多くの名作を残した文士・井伏鱒二と地元の郷士との15年にわたる交流秘話。
きわめて貴重な記録・証言
井伏鱒二は郷土を愛し、郷土を舞台に多くの名作を残した。その郷土で井伏の顕彰に努めた著者と井伏とのほぼ15年にわたる交流を綴ったのが本書である。ここには、太宰治が「世界で三人尊敬してゐる女性」の一人という節代夫人と井伏との日常があり、郷土の木下夕爾・近江卓爾・高田英之助など井伏と親交のあった人々が記されており、きわめて貴重な記録・証言となっている。(ふくやま文学館館長 岩崎文人)