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NHKシリーズ

NHKカルチャーラジオ 科学と人間 電池が起こすエネルギー革命

講師:吉野 彰

紙版

内容紹介

祝・ノーベル化学賞受賞!

リチウムイオン電池が世界を変える
今、世界でもっとも注目される第一人者による一冊!

「リチウムイオン電池」の開発で2019年のノーベル化学賞を受賞した旭化成株式会社名誉フェロー・吉野彰さんが、リチウムイオン電池について基礎から優しく解説。

世界で今、リチウムイオン電池バブルが起きている。スマホやノートPCのバッテリー、電気自動車やドローン搭載など、その市場規模は推定2兆円。旭化成で15年をかけて実用化にこぎつけた開発者にしか語れない裏話とは。今、世界でもっとも注目されている第一人者による一冊!

目次

はじめに
第1回 携帯電話から自動車まで
第2回 電池の仕組み
第3回 電池の歴史
第4回 ●リチウムイオン電池開発秘話1 電気が流れるプラスチック
第5回 ●リチウムイオン電池開発秘話2 小型・軽量化への挑戦
第6回 ●リチウムイオン電池開発秘話3 安全性を証明するために
第7回 ●事業化への道1 難航する試作品作り
第8回 ●事業化への道2 ユーザーワークはデジカメから
第9回 ●事業化への道3 品質、価格、供給体制に合致しているか
第10回 新規事業を阻む、3つの関門
第11回 ITからETへ
第12回 ET革命の先陣を切る自動車
第13回 ET革命がもたらす未来の社会
電池の歴史

著者略歴

講師:吉野 彰
1948年生まれ。京都大学大学院工学研究科修士課程修了、大阪大学大学院工学研究科博士(工学)取得。1972年、旭化成㈱に入社後、技術畑を歩み、ガラス接着性フィルム、リチウムイオン電池などの研究開発に携わる。2015年から現職。2017年7月、名城大学大学院理工学研究科の教授に就任。2004年、リチウムイオン二次電池開発の功績により紫綬褒章、2014年には、「工学分野のノーベル賞」とされる全米技術アカデミーのチャールズ・スターク・ドレイパー賞を受けている。著書に『リチウムイオン電池物語』(シーエムシー出版、2004)がある。

ISBN:9784149109732
出版社:NHK出版
判型:A5
ページ数:162ページ
定価:905円(本体)
発行年月日:2017年09月
発売日:2017年09月28日
国際分類コード【Thema(シーマ)】 1:PNRH
国際分類コード【Thema(シーマ)】 2:TDC