1 空間読めよ/2 代理=表象(リプレゼンテイション)/3 トランジスタ・ラジオ/4 交渉する画家/5 世界の中心で、六甲颪を叫ぶ/6 ガラスのかけら/7 美術史が新しかったころ/8 最古の洛中洛外図/9 達磨/10 真理なんてどうでもいいわけ?/11 演技する精神/12 楽屋落ち/13 東大教師が新入生にすすめる日本美術史以外の本/14 技官たち/15 前略 横尾忠則様/16 力を抜く/17 コカコーラの瓶の中のトカゲ、と寺山修司は日本を呼んだ/18 美術史学評論家の生活と意見/19 受験社会科不案内/20 人生に必要な知恵はだいたい阪神タイガースから学んだ/21 かくも重き不在/22 長いお別れ/23 生半可な翻訳者/24 日本美術の特質―暫定的に/25 東大教師が新入生にすすめる日本美術史以外の本 (その二)/26 トポグラフィー/27 あまりに遠し/28 日の丸なんか背負うな/29 ベルメールの子供たち/30 福井利吉郎はいかにして鍛えられたか/31 言葉以前/32 信仰の悲しみ/33 料理長(シェフ)殿、御用心/34 仏教は美術か/35 卑小なる幻影/36 私のギャップターム/37 東大教師が新入生にすすめる日本美術史以外の本 (その三)/38 研究と興行の対決/39 縛り絵・責め絵/40 漢文のノート/41 雅なる大坂/42 黒の中の黒の中の黒/43 電車の中で読める本は限られている/44 分かれる理由/45 女子高校生の声の届かぬ場所/46 幻の染の幻/47 マニエリストSの冒険/48 祝辞/49 東大教師が新入生にすすめる日本美術史以外の本(その四)/50 カッコウかホトトギスか/51 千の太陽よりも明るく/52 家族の肖像/53 この講堂にテクストはありますか/54 実践英作文/55 地獄変/56 恥ずかしい学問/57 影の価格/58 大河ドラマ考/59 宗達の風神雷神図/60 授業評価/61 東大教師が新入生にすすめる日本美術史以外の本(その五)/62 速度に背いて /63 現実の乱反射 /64 成人向け/65 海を渡り外国人を殺しに行く/66 探幽伝の余白に/67 短か過ぎた夏の光/68 裏工作/69 図形なのに自然/70 この巨大なガラクタ置場のなかで/71 伯楽は常には有らず /72 本を読む女たち/73 東大教師が新入生にすすめる日本美術史以外の本(その六)/74 美女と死体/75 アトリビューション/76 近視眼/77 泣いてもええやん/78 政治的中立/79 古雑誌頌/80 放送大学で学ぶ/81 枕絵論の枕に/82 お笑い最高裁/83 開店休業/84 幻再びか/85 東大教師が新入生にすすめる日本美術史以外の本 (その七) /86 ある誤報/87 宗達新論/88 物の味方/89 洞の中の魍魎/90 散華/91 さゆみちゃん/92 われアルカディアにもありき/93 よみがえる亡霊/94 夜色楼台雪万家/95 文化工学の夢/《番外》本誌執筆陣が新入生にすすめる本/96 東大教師が新入生にすすめない本/97 学んで時にこれを習う/98 官邸の共謀/99 ラストエンペラー/100 人形作家/101 パスを出す/102 時が刻むもの/103 ネオ江戸便り/104 憂世の画家/105 国宝の空隙/106 ミソジニー/107 煙が目にしみる/108 東大教師が新入生にすすめない本(その二)/109 怪盗日本美術史/110 大雅展雑感/111 エトランジェ省/112 三つの絞首刑/113 最後の誘惑/114 剽窃指南/115 パリの若冲、チューリッヒの蘆雪/116 これは論文集ではない/117 中学校の社会科の時間に/118 大震災の後で/119 Noblesse oblige/120 東大教師が新入生にすすめない本(その三)/121 トナリのビガク/122 馬が合わない/123 消毒、そして歴史からの引きはがし/124 博物館資料論閉講/125 不自由、じゅうぶん不自由/126 文学部の将来 (その一)/127 文学部の将来(その二)/128 贋物喪志/129 立て看板のある風景/130 さらば/131 開幕/132 受賞の弁/133 疫鬼を喰らう/134 無所属新人/135 夕立/136 開いているが閉じている/137 工藝史のために/138 その先の謎/139 それでも、日本政府は学者との「戦争」を選んだ/140 眼が眼を映す/141 卒業未定/142 春三月/143 こねること、削ること/144 『中国絵画総合図録』の完結/145 形態のリレー/146 弥生的/147 去年フォンテーヌブローで/148 鏡面/鏡底―椛田ちひろの絵画/149 乗りかかった船/150 ラディッシュ・ダイアリー