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身心一体科学 考え方と方法

細胞・体軸・エネルギー代謝を意識でつなぐαB-クリスタリン適応理論

著:跡見 順子

紙版

内容紹介

120歳まで元気に寿命を全うするためには? 細胞科学や脳科学、そして身体運動科学といった視点から、ストレスタンパク質「αB-クリスタリン」を軸に、体と心のメカニズムについて、その基礎理論と実践法を著者の長年にわたるこれまでの研究成果をもとにまとめる。

目次

はじめに
序章 αB-クリスタリンと身心一体科学

第I部 理論編
第1章 身心一体科学とは何か
第2章 細胞と身体をつなぐαB-クリスタリン適応理論
第3章 LT強度の運動とエネルギー代謝――ヒトへの進化の第1ステップ
第4章 臥位身心調律運動と意識制御――人への進化の第2ステップ

第II部 教育編
第5章 身心一体科学教育――東京大学「共通基礎実習」
第6章 身心一体科学教育と臥位身心調律運動――農工大オンライン講義を事例に

終章 結論と展望――細胞・人間一体化研究・教育

おわりに

著者略歴

著:跡見 順子
1944年茨城県生まれ。1967年お茶の水女子大学文教育学部教育学科体育学専攻卒業。1979年東京大学大学院教育学研究科博士課程修了。1980年教育学博士、1979年東京大学教育学部助手、1982年教養学部講師、助教授を経て、1994年東京大学大学院総合文化研究科教授。2007-2009年サステイナビリティ学連携研究機構特任研究員、2009-2013年アイソトープ総合センター特任研究員。2013-2023年東京農工大学客員教授。現在、帝京大学先端総合研究機構寄付講座特任教授、東京大学名誉教授。2015(平成27)年度科学技術分野の文部科学大臣表彰科学技術賞理解増進部門受賞(受賞課題「いのちを知り生かす身心一体科学の普及啓発」)。
主要著書に『16歳からの東大冒険講座[1] 記号と文化/生命』(共著、培風館、2005)、『人を幸せにする目からウロコ!研究』(共著、岩波書店、2014)、『「細胞力」を高める――「身心一体科学」から健康寿命を延ばす』(論創社、2018)、『ほどよいストレスが人を若くする細胞が教えてくれた若返る生き方』(サンマーク出版、2022)などがある。

ISBN:9784130664127
出版社:東京大学出版会
判型:A5
ページ数:384ページ
定価:5600円(本体)
発行年月日:2024年03月
発売日:2024年03月11日
国際分類コード【Thema(シーマ)】 1:MBN