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フェミニストたちの政治史

参政権、リブ、平等法

著:大嶽 秀夫

紙版

内容紹介

いま拡散しバックラッシュの危機にもあるというフェミニズムは, 何と闘い何と和してきたのか.主要人物・事件・ 女性学の展開を追い,リベラリズム,社会主義,戦時体制そして「ネオリベ」へと続くうねりのなかで,身体・家庭の政治,国家の政治と葛藤してきた流れを,「我々の政治史」として理解する。

目次

序 章 フェミニズムとは何なのか
I 第一波フェミニズムと女性参政権運動
 1 イギリスの女性参政権運動
 2 フランスの女性参政権運動
 3 日本の女性参政権運動

II 第二波フェミニズム――アメリカと日本のリブ
 4 アメリカにおけるウィメンズ・リブとその後
 5 日本の「ウーマン・リブ」とその後

III ネオリベラリズムとポピュリズムの時代の日本の女性政策
 6 男女雇用機会均等法から男女共同参画社会基本法へ
 7 家庭内暴力の争点化からDV法制定・改正,そして児童虐待防止法へ――アメリカと日本の経験

IV フェミニズムに対するバックラッシュ
 8 アメリカにおけるバックラッシュ
 9 日本におけるフェミニズム・バックラッシュの登場と展開

結びにかえて<br>

Feminists in the Modern Political History
Hideo Otake

著者略歴

著:大嶽 秀夫
大嶽 秀夫
大嶽秀夫:京都大学名誉教授/東北大学名誉教授

ISBN:9784130331067
出版社:東京大学出版会
判型:4-6
ページ数:296ページ
定価:3200円(本体)
発行年月日:2017年02月
発売日:2017年03月02日
国際分類コード【Thema(シーマ)】 1:JBS