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宣教師と中国をめぐる「知」の構築

アヘン戦争以前のプロテスタント

著:黄 イェレム

紙版

内容紹介

19世紀後半から20世紀にかけて布教のために活動したプロテスタント宣教師たちは、貿易目的の東インド会社とも協力して中国での事業を積極的に手がけた。その過程で得られた中国に関する知識によって、アヘン戦争以降の欧米は有利な立場で展開するとともに、それらの営為は近代の東洋学の成立にもつながる基盤となったことを明らかにする。

目次

序章 宣教師と中国をめぐる「知」の伝播
第一章 インドにおける儒教経典英訳事業
第二章 モリソンとイギリス東インド会社――中国語学習工具書の刊行
第三章 マラッカにおけるアングロ・チャイニーズ・カレッジの設立
第四章 プロテスタントの漢訳聖書の刊行
第五章 『チャイニーズ・レポジトリー』の刊行
終章 一九世紀イギリスにおける中国学の成立

著者略歴

著:黄 イェレム
立教大学アジア地域研究所特任研究員

ISBN:9784130261777
出版社:東京大学出版会
判型:A5
ページ数:376ページ
定価:9000円(本体)
発行年月日:2023年12月
発売日:2023年12月26日
国際分類コード【Thema(シーマ)】 1:QRMB