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心理学 第5版補訂版

他編:鹿取 廣人
他編:杉本 敏夫
他編:鳥居 修晃

紙版

内容紹介

心理学の全体像を見通し,体系立てて学べる定番テキストの第5版補訂版.新たに編者を迎え,4章(記憶関連部分)を全面的にアップデート.その他,認知神経科学関連の情報を中心に,内容を補充.概要をつかみたい初学者から,ポイントを押さえて復習したい大学院受験者まで,幅広いニーズに対応.
〈本書の特色〉
・心の働きのさまざまな側面を包括的にとらえる視点を提供する「こころの科学」の入門書
・認知・行動・発達・臨床・社会から心理学史まで,各領域の第一人者が執筆
・豊富な図版と2色刷り,平易な記述と相互参照の充実で通読しやすい工夫
・重要語句(カラー太字),理解を深めるトピックなど,ニーズに応じた使い方が可能

〈主な改訂点〉
・4章:「記憶」「学習・記憶の脳メカニズム」の節を全面的に改訂
・5章:「視知覚」の節に,「盲点」に関する記述・図版を追加
・6章:「脳損傷と高次機能の障害」の節に,「失名辞失語」「言語の半球優位と半球間抑制機能」の項を追加
・7・8章:DSM-5に基づき,一部の記述を見直し
・10章:一部トピックを改変,トピック「デフォルトモードネットワーク」「人工知能」追加

目次

I部 こころのありか
 1章 心理学の視点
  1.1 はじめに
  1.2 心理学の方法
  1.3 行動研究と心理学
 2章 行動の基本様式
  2.1 行動の水準
  2.2 感覚支配的行動
  2.3 習得的行動
  2.4 シンボル機能と発達レベル
  2.5 意識と行動
  2.6 意識の成立過程
 3章 発達――遺伝と環境
  3.1 遺伝と環境――行動発達を規定する要因
  3.2 発達的変化
  3.3 発達障害

II部 こころの働き
 4章 学習・記憶
  4.1 条件づけ
  4.2 技能学習
  4.3 社会的学習
  4.4 記憶
  4.5 学習・記憶の脳メカニズム
 5章 感覚・知覚
  5.1 感覚の分化と結合
  5.2 視知覚
  5.3 聴知覚
  5.4 触覚
 6章 思考・言語
  6.1 問題解決
  6.2 問題解決と認知発達
  6.3 知識
  6.4 推論と発見
  6.5 非言語的コミュニケーション
  6.6 言語的コミュニケーション行動の形成
  6.7 言語の特性
  6.8 脳損傷と高次機能の障害
 7章 動機づけ・情動
  7.1 食と性の動機づけ
  7.2 基本的情動
  7.3 親和動機づけ,活動と探索の動機づけ
  7.4 達成と自己実現の動機づけ
  7.5 フラストレーションとコンフリクト(葛藤)
 8章 個人差
  8.1 知能の測定
  8.2 知能の因子
  8.3 知能発達の要因――遺伝対環境
  8.4 性格
  8.5 パーソナリティ発達の要因
  8.6 パーソナリティの不適応・障害
 9章 社会行動
  9.1 社会行動の発達
  9.2 社会的認知
  9.3 態度と説得
  9.4 社会的影響
  9.5 対人魅力と対人関係
  9.6 集団の中の個人
  9.7 社会脳

III部 こころの探求
 10章 心理学の歴史
  10.1 「こころ」の概念
  10.2 精神医学の影響
  10.3 感覚の研究
  10.4 心理学の成立
  10.5 生物科学の発展とその影響
  10.6 科学としての心理学の展開
  10.7 心理学の現況

引用文献
人名索引
事項索引


Psychology, Fifth Revised Edition
Hiroto KATORI, Toshio SUGIMOTO, Shuko TORII, and Juro KAWACHI, Editors

【執筆者一覧】(*は編者)
*鹿取廣人(1-3,5-10章)
渡邊正孝(1,4,10章)
*鳥居修晃(2,5,9,10章)
斎賀久敬(3,4,6,9章)
石垣琢麿(3,7,8章)
*河内十郎(4-6,10章)
篠原彰一(4章)
*杉本敏夫(5,6,10章)
下條信輔(5章)
重野純(5章)
金城辰夫(7,8章)
丹野義彦(8章)
末永俊郎(9,10章)
安藤清志(9章)
長谷川寿一(10章)

著者略歴

他編:鹿取 廣人
東京大学名誉教授/故人
他編:杉本 敏夫
元日本女子大学教授
他編:鳥居 修晃
東京大学名誉教授

ISBN:9784130121170
出版社:東京大学出版会
判型:A5
ページ数:384ページ
定価:2400円(本体)
発行年月日:2020年03月
発売日:2020年03月12日
国際分類コード【Thema(シーマ)】 1:JM