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近代と現代の間

著:三谷 太一郎

紙版

目次

I 日本の近代を考える
1 明治150年―どんな時代だったのか(×御厨 貴)
 3.11まで続いた戦後70年の「富国」路線
 政治過程における明治天皇/国民国家形成の任務
2 日本の近代をどう捉えるか(×松尾尊兊)
 植民地とは何だったか
 明治憲法とオポジション
 対外侵略と天皇制
 可能性としてのデモクラシー

II 政治と経済の間で
1 戦争・戦後と学者(×脇村義太郎)
 石油と戦争
 人との出会い
 財閥解体
 石橋内閣のこと
2 財政金融・政治・学問(×神田眞人)
 国際金融と世界秩序,そして内政
 権力と知識人――時代との向き合い方
 学問と現実との相克

III 吉野作造と現代
1 吉野作造の学問的生涯(×岡 義武)
 吉野における啓蒙の意味
 吉野の講義
 吉野の研究指導
 教官食堂の吉野
 晩年の吉野
 人間と学問
2 戦後民主主義は終わらない―吉野作造の遺産を引き継ぐために(×樋口陽一)
 吉野作造についての思い出と「憲政の本義」
 ポツダム宣言にみる「民主主義的傾向の復活・強化」
 憲法へのコンセンサスと緊急事態条項
 日本政治の不安定要因

DIALOGUES CONCERNING THE HISTORY FROM THE MODERN TO THE CONTEMPORARY
Taichiro MITANI

ISBN:9784130033497
出版社:東京大学出版会
判型:A5
ページ数:256ページ
定価:2900円(本体)
発行年月日:2018年07月
発売日:2018年07月21日
国際分類コード【Thema(シーマ)】 1:NHF
国際分類コード【Thema(シーマ)】 2:1FPJ