近代と現代の間
著:三谷 太一郎
紙版
目次
I 日本の近代を考える
1 明治150年―どんな時代だったのか(×御厨 貴)
3.11まで続いた戦後70年の「富国」路線
政治過程における明治天皇/国民国家形成の任務
2 日本の近代をどう捉えるか(×松尾尊兊)
植民地とは何だったか
明治憲法とオポジション
対外侵略と天皇制
可能性としてのデモクラシー
II 政治と経済の間で
1 戦争・戦後と学者(×脇村義太郎)
石油と戦争
人との出会い
財閥解体
石橋内閣のこと
2 財政金融・政治・学問(×神田眞人)
国際金融と世界秩序,そして内政
権力と知識人――時代との向き合い方
学問と現実との相克
III 吉野作造と現代
1 吉野作造の学問的生涯(×岡 義武)
吉野における啓蒙の意味
吉野の講義
吉野の研究指導
教官食堂の吉野
晩年の吉野
人間と学問
2 戦後民主主義は終わらない―吉野作造の遺産を引き継ぐために(×樋口陽一)
吉野作造についての思い出と「憲政の本義」
ポツダム宣言にみる「民主主義的傾向の復活・強化」
憲法へのコンセンサスと緊急事態条項
日本政治の不安定要因
DIALOGUES CONCERNING THE HISTORY FROM THE MODERN TO THE CONTEMPORARY
Taichiro MITANI