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高校生のための東大授業ライブ 学問からの挑戦

編:東京大学教養学部

紙版

内容紹介

研究では日々どのように未知の世界に挑んでいるのでしょうか? 多様な研究現場の最先端の知識とともに,問いのたて方,解法へのアプローチをお伝えします.解けるヒントは身近にもあるかも? ぜひ,あなたもトライしてみてください.

目次

はじめに――誰もがみな研究者(石井洋二郎)
本書の見どころ・読みどころ(加藤俊英)

 I 研究の目のつけどころ
春日野の春秋――絵で読む『伊勢物語』(田村 隆)
分子の噛み合わせの科学――ファンデルワールス力と疎水効果の仕組み(平岡秀一)
19世紀アメリカ合衆国から見た太平洋の「かたち」――歴史を動かした空間のイメージ(遠藤泰生)

 II 研究で課題に挑む!
次世代の光メモリーはどうなる?――ホログラフィックメモリー(志村 努)
笑って考える少子高齢社会――ジェンダーの視点から(瀬地山 角)
コンピュータが将棋を学ぶと? ――思考するコンピュータ(金子知適)
ガラスのこれまで、ガラスのこれから――古くて新しいガラスの科学と技術(高田 章)

 III 研究の中で見えてくるもの
秩序がもつ固さ――超伝導の世界(加藤雄介)
いきいきとした状態の科学――細胞性粘菌でさぐる自己組織化のメカニズム(澤井 哲)
真空から生まれる科学と技術――アリストテレスからサイクロトロンまで(岡本拓司)
ニュートンに挑んだ詩人ゲーテ――暗室内の『光学』vs. 自然光にこだわる『色彩論』(石原あえか)

 IV 広がる研究、広がる世界
グローバリゼーションをバルカンから観察する――現在を理解するための歴史学(黛 秋津)
「文明」と暴力――「文化」と「文明」をめぐる考察(鈴木啓二)
異質なものの並存が生み出す活力――現代ベトナムの魅力(古田元夫)
創られた楽園――「憧れ」のハワイ、「今さら」のハワイ(矢口祐人)

おわりに――大学が公開講座をする理由

著者略歴

編:東京大学教養学部
東京大学教養学部
東京大学教養学部

ISBN:9784130033466
出版社:東京大学出版会
判型:A5
ページ数:256ページ
定価:1800円(本体)
発行年月日:2015年12月
発売日:2015年12月17日
国際分類コード【Thema(シーマ)】 1:DNL