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中公文庫 つ35-1

推理小説作法

増補新版

著:土屋隆夫

紙版

内容紹介

推理小説とは何か? そしてその作法とは?

日常的な発想法のヒント、創作メモの取り方、プロット作り、ストーリイの構成……鮎川哲也とともに戦後の本格ミステリシーンを支えた巨匠による、超実践的創作指南。

多くの実作者・読者から支持を得てきた定評ある名著に、自身の作家人生をふりかえる晩年のインタビュー・エッセイ二篇を増補。

〈解説〉円居挽



【目次】

第一章 推理小説に作法があるか

第二章 推理小説とはなにか

第三章 発想の方法

第四章 創作メモの活用

第五章 プロットを練る

第六章 ストーリイについて

第七章 実作篇「三幕の喜劇」

終 章 補遺と提言

ミステリー随想 楽我鬼集

 附篇

インタビュー 現役最高齢の推理小説作家(2004)

エッセイ 隅の老人の思い出(2003)

著者略歴

著:土屋隆夫
土屋隆夫
一九一七年、長野県生まれ。四九年、短篇「『罪ふかき死』の構図」でデビュー。五八年、長篇第一作『天狗の面』以降、寡作ながら論理性の高いミステリ作品を発表し続ける。六三年、千草検事シリーズ第一作『影の告発』で第十六回日本推理作家協会賞受賞。二〇〇二年、第五回日本ミステリー文学大賞受賞。一一年死去。

ISBN:9784122074699
出版社:中央公論新社
判型:文庫
ページ数:320ページ
定価:1000円(本体)
発行年月日:2024年01月
発売日:2024年01月23日
国際分類コード【Thema(シーマ)】 1:DSA