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中公文庫 く3-3

掌の読書会 桜庭一樹と読む 倉橋由美子

著:倉橋由美子
編:桜庭一樹

紙版

内容紹介

六〇年代に登場し、熱い支持と批判を浴びつつ独自の文学世界を創造した倉橋由美子。その多彩な短篇群から、作家・桜庭一樹が厳選し紹介する。「パルタイ」「夏の終り」他初期作品から、「移転」等文庫未収録の後期幻想作品、人気を博した「怪奇童話」シリーズまでを網羅した新たなベストセレクション。〈対談〉桜庭一樹・王谷晶〈解説〉小平麻衣子

著者略歴

著:倉橋由美子
倉橋由美子
昭和十(一九三五)年高知県に生まれる。日本女子衛生短大を卒業後、明治大学文学部文学科仏文学専攻に入学。昭和三十五年、『パルタイ』で明治大学学長賞を受賞し「明治大学新聞」に掲載されたことで注目を集める。昭和三十六年、第十二回女流文学賞を、昭和三十八年、第三回田村俊子賞を受賞。著書に『聖少女』『スミヤキストQの冒険』『アマノン国往還記』のほか、本書にはじまる「桂子さんシリーズ」として長篇『城の中の城』『シュンポシオン』『交歓』、中短篇『ポポイ』『夢の通ひ路』『幻想絵画館』『よもつひらさか往還』『酔郷譚』がある。『ぼくを探しに』『新訳 星の王子さま』など翻訳も多く手がけた。平成十七(二〇〇五)年没。
編:桜庭一樹
桜庭一樹 一九七一年、島根県生まれ。九九年「夜空に、満点の星」が第一回ファミ通エンタテインメント大賞小説部門佳作に選出されデビュー。二〇〇七年『赤朽葉家の伝説』で日本推理作家協会賞、〇八年『私の男』で直木賞を受賞。「―GOSICK―」シリーズ、『ほんとうの花を見せにきた』『小説 火の鳥 大地編〈上・下〉』『東京ディストピア日記』『少女を埋める』『紅だ!』『彼女が言わなかったすべてのこと』など著書多数。

ISBN:9784122074538
出版社:中央公論新社
判型:文庫
ページ数:336ページ
定価:900円(本体)
発行年月日:2023年12月
発売日:2023年12月21日
国際分類コード【Thema(シーマ)】 1:FB
国際分類コード【Thema(シーマ)】 2:1FPJ