内容紹介
「日本のヌーヴェル・ヴァーグ」の旗手として戦後日本の映画界を切り拓いてきた大島渚。仕事を共にした俳優たちのスケッチ、同世代の監督たちへの鋭い批判、そして去りゆく人への愛惜を綴った、ベストエッセイ集。巻末に坂本龍一による弔辞、大島監督との思い出、小山明子夫人のエッセイを付す。
著者略歴
著:大島渚
大島渚
一九三二年京都市生まれ。京都大学卒業後、松竹大船撮影所に入社。五九年『愛と希望の街』で監督デビュー。『青春残酷物語』『日本の夜と霧』でその革新的な映像表現で、「日本のヌーヴェル・ヴァーグの旗手」として注目される。国際映画祭でも高い評価を受け『愛のコリーダ』(七六年)、 『戦場のメリークリスマス』(八三年)は海外でもヒットした。九六年、脳出血で倒れたものの、九九年『御法度』で監督復帰、話題を呼んだ。二〇一三年没。
編:高崎俊夫
高崎俊夫
一九五四年、福島県生まれ。『イメージフォーラム』編集部を経て、フリーに。『キネマ旬報』『CDジャーナル』『ジャズ批評』に執筆。これまで編者として手がけた書籍に、『ものみな映画で終わる 花田清輝映画論集』『タデ食う虫と作家の眼 武田泰淳の映画バラエティブック』、『ロバート・アルトマン わが映画、わが人生』『テレビの青春』など多数。
ISBN:9784122074514
。出版社:中央公論新社
。判型:文庫
。ページ数:288ページ
。定価:1000円(本体)
。発行年月日:2023年12月
。発売日:2023年12月21日
。国際分類コード【Thema(シーマ)】 1:ATF。