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中公文庫 た28-22

ゆめはるか吉屋信子

秋灯机の上の幾山河(中)

著:田辺聖子

紙版

内容紹介

これで一生、文学というものをやるのか――。新聞の懸賞小説で『地の果まで』が一等に選ばれ、信子は小説家として本格的に歩み始める。林芙美子、宇野千代らとの交遊、パートナー門馬千代との出会い。流行作家として嫉妬や羨望の的になりつつも信子は屈しない。やがて日中戦争が勃発すると、ペン部隊として従軍することに……。【全三巻】

著者略歴

著:田辺聖子
田辺聖子
一九二八年、大阪生まれ。樟蔭女専国文科卒。六三年、『感傷旅行(センチメンタル・ジャーニイ)』で芥川賞を受賞、八八年、『花衣ぬぐやまつわる……わが愛の杉田久女』で女流文学賞、九三年、『ひねくれ一茶』で吉川英治文学賞、九四年、菊池寛賞を受賞。九八年、『道頓堀の雨に別れて以来なり』で泉鏡花文学賞と読売文学賞を受賞。二〇〇八年、文化勲章受章。大阪弁で軽妙に綴る現代小説の他に、古典文学の紹介、評伝小説など、著書多数。一九年六月死去。

ISBN:9784122073951
出版社:中央公論新社
判型:文庫
ページ数:544ページ
定価:1300円(本体)
発行年月日:2023年07月
発売日:2023年07月21日
国際分類コード【Thema(シーマ)】 1:FB
国際分類コード【Thema(シーマ)】 2:1FPJ