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中公文庫 い25-7

ロシア的人間

新版

著:井筒 俊彦

紙版

内容紹介

今やロシアは世界史の真只中に怪物のような姿をのっそり現して来た――。千変万化するロシア国家の深奥にあって、多くの人を魅了する魂のロシアとは何か。プーシキンからドストイェフスキー、チェホフにいたる十九世紀の作家たちの精神を辿りつつ、「ロシア的なるもの」の本質に迫る。
〈巻末エッセイ〉江藤 淳〈解説〉佐藤 優

目 次

第一章 永遠のロシア
第二章 ロシアの十字架
第三章 モスコウの夜
第四章 幻影の都
第五章 プーシキン
第六章 レールモントフ
第七章 ゴーゴリ
第八章 ベリンスキー
第九章 チュチェフ
第十章 ゴンチャロフ
第十一章 トゥルゲーネフ
第十二章 トルストイ
第十三章 ドストイェフスキー
第十四章 チェホフ
後 記――新版発刊にさいして
後記
井筒先生の言語学概論 江藤 淳
解説 佐藤優
索引

著者略歴

著:井筒 俊彦
井筒俊彦
大正三年(一九一四)、東京に生まれる。昭和四三年(一九六八)まで慶應義塾大学文学部教授。以後カナダ・モントリオールのマックギル大学教授、パリ Institut International de Philosophie 会員、イラン王立哲学アカデミー教授を経て、慶應義塾大学名誉教授、日本学士院会員。文学博士。専攻は東洋思想と言語哲学。平成五年(一九九三)没。著書に『イスラーム思想史』『神秘哲学』『意識と本質』『意味の深みへ』ほか。『井筒俊彦著作集』(全十一巻、別巻一)がある。

ISBN:9784122072251
出版社:中央公論新社
判型:文庫
ページ数:344ページ
定価:1100円(本体)
発行年月日:2022年07月
発売日:2022年07月21日
国際分類コード【Thema(シーマ)】 1:FB