出版社を探す

中公文庫 S27-20

新装版 マンガ日本の歴史20 内憂外患と天保の改革

著:石ノ森 章太郎

紙版

内容紹介

一一代将軍徳川家斉の時代は商工業の技術革新が少しずつ進み、工場制手工業の萌芽が見られるようになった。しかし幕府の経済政策は破綻し、天保の飢饉が人々を苦しめた。このような状況を悲痛な思いで見つめていた元与力の大塩平八郎は謀反を起こす。長期に亘って政権に君臨した徳川家斉がその生涯を閉じ、老中首座についた水野忠邦は、内政を立て直すために天保の改革を打ち出す。清国がイギリスに全面降伏するなど、外患が深刻になる中、国政を憂える渡辺崋山に蛮社の獄が襲いかかる。

原案執筆・青木美智男、解説・高埜利彦。


〈目次より〉

序 章 《大御所》家斉

第一章 百姓の銭遣い

第二章 国益反対一揆とお蔭参り

第三章 飢饉と世直しと

第四章 大塩平八郎起つ

間 章 内憂と外患と

第五章 雄藩への道

第六章 水野忠邦の登場

第七章 天保の改革

第八章 幕政の混迷と忠邦の失脚

 解説・高埜利彦

著者略歴

著:石ノ森 章太郎
石ノ森章太郎

一九三八年(昭和一三)、宮城県生まれ。高校在学中に『二級天使』でデビュー後、一貫して日本漫画界の第一人者として活躍。代表作に『サイボーグ009』(講談社児童まんが賞)、『佐武と市捕物控』(小学館漫画賞)、『マンガ日本経済入門』、『マンガ日本の歴史』全五五巻(アジア漫画大会漫画アカデミー賞大賞)、『マンガ日本の古典1 古事記』など多数。一九九八年(平成一○)一月死去。

ISBN:9784122069626
出版社:中央公論新社
判型:文庫
ページ数:448ページ
定価:840円(本体)
発行年月日:2021年11月
発売日:2021年11月19日
国際分類コード【Thema(シーマ)】 1:NHF
国際分類コード【Thema(シーマ)】 2:1FPJ