内容紹介
われわれ園芸家は未来に生きているのだ――。草花をこよなく愛したチェコの作家、カレル・チャペックが描く、園芸愛好家の幸福な熱狂に満ちた一年。その軽妙な筆致で世界中の読者を魅了し続ける名エッセイを、著者生誕130年を記念し、新装版として刊行。
〈新装版解説〉阿部賢一
著者略歴
著:カレル・チャペック
カレル・チャペック
Karel Capek 一八九〇年、東ボヘミアの小さな町マレー・スパトニョビツで生まれる。兄ヨゼフは特異な画家・詩人として知られ、カレルの生涯の協力者であった。十四、五歳頃から散文や詩の創作を発表し、プラハの大学で哲学を学んだ。第一次大戦後、チェコ「第一共和国」時代にジャーナリズム・文壇で活躍し、国民演劇運動を推進。一九三八年、プラハで死去。
小松太郎
明治三三(一九〇〇)年、大阪に生まれる。慶大予科を中退し、大正一五年、ベルリン大学を卒業。法政大学でドイツ語を講じる。昭和四九年、死去。訳書に、ケストナー『ファビアン』『エミールと探偵たち』『ザルツブルク日記』、ケステン『性にめざめる頃』など多数がある。
ISBN:9784122069305
。出版社:中央公論新社
。判型:文庫
。ページ数:248ページ
。定価:700円(本体)
。発行年月日:2020年08月
。発売日:2020年08月20日
。国際分類コード【Thema(シーマ)】 1:FB。