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中公文庫

昭和16年夏の敗戦

著:猪瀬 直樹

紙版

内容紹介

各界の著名人が絶賛!
日本的組織の構造的欠陥に迫る、全国民必読の書

〈広く読まれるべき本。講演で何度もすすめている〉
 小泉純一郎(元内閣総理大臣)

〈データを無視し「空気」で決める。
 この日本的悪習を撤廃しないかぎり、企業の「敗戦」も免れない〉
 冨山和彦(経営共創基盤代表取締役CEO)

〈これは過去の歴史ではない。いまだ日本で起きていることだ〉
 堀江貴文

〈私は、本書をまずまっ先に読むように若い学生諸君に伝えたい〉
 橋爪大三郎(社会学者、大学院大学至善館教授)

〈結論ありきで大勢に流される日本の弱点が活写され、時代を超えて私たちに問いかける。
 あれからいったい何が変わったのか、と〉
 三浦瑠麗(国際政治学者)


日米開戦前夜、四年後の敗戦は正確に予言されていた!
平均年齢33歳、「総力戦研究所」の若きエリート集団が出した結論は「日本必敗」。それでもなお開戦へと突き進んだのはなぜか。客観的な分析を無視し、無謀な戦争へと突入したプロセスを克明に描き、日本的組織の構造的欠陥を衝く。
〈巻末対談〉石破 茂×猪瀬直樹

著者略歴

著:猪瀬 直樹
猪瀬直樹

一九四六年長野県生まれ。作家。八七年『ミカドの肖像』で第十八回大宅壮一ノンフィクション賞を受賞。道路公団民営化委員、東京工業大学特任教授、東京都副知事、東京都知事を歴任。
主な著書に『ペルソナ 三島由紀夫伝』『マガジン青春譜 川端康成と大宅壮一』『ピカレスク太宰治伝』『道路の権力』『道路の決着』『天皇の影法師』『唱歌誕生』などのほか、『日本の近代 猪瀬直樹著作集』(全十二巻)がある。

ISBN:9784122068926
出版社:中央公論新社
判型:文庫
ページ数:296ページ
定価:720円(本体)
発行年月日:2020年06月
発売日:2020年06月22日
国際分類コード【Thema(シーマ)】 1:JW