内容紹介
忽然と消失した大金四百八十両をめぐる推理劇は、思いがけない趣向のどんでん返しを迎え……。何重にも施された仕掛けによって、おかしく哀しく敬虔に俳人一茶の半生を描き出す傑作戯曲。一茶をめぐるエッセイや著者選「一茶百句」、金子兜太との対談などを増補した完全版。
紀伊國屋演劇賞個人賞・読売文学賞受賞
著者略歴
著:井上 ひさし
井上ひさし
一九三四年生まれ。上智大学仏語科卒。「ひょっこりひょうたん島」など放送作家として活躍後、戯曲・小説などの執筆活動に入る。小説では『手鎖心中』で直木賞、『吉里吉里人』で日本SF大賞および読売文学賞、『腹鼓記』『不忠臣蔵』で吉川英治文学賞、『東京セブンローズ』で菊池寛賞、戯曲では「道元の冒険」で岸田戯曲賞、「しみじみ日本・乃木大将」「小林一茶」で紀伊國屋演劇賞および読売文学賞、「シャンハイムーン」で谷崎潤一郎賞、「太鼓たたいて笛ふいて」で毎日芸術賞および鶴屋南北戯曲賞など、受賞多数。二〇一〇年四月死去。
ISBN:9784122068476
。出版社:中央公論新社
。判型:文庫
。ページ数:304ページ
。定価:900円(本体)
。発行年月日:2020年03月
。発売日:2020年03月18日
。国際分類コード【Thema(シーマ)】 1:DD
。国際分類コード【Thema(シーマ)】 2:1FPJ。