出版社を探す

中公文庫

中世の秋 上

著:ホイジンガ
訳:堀越 孝一

紙版

内容紹介

二十世紀を代表する歴史家ホイジンガが、フランスとネーデルラントにおける十四、五世紀の人々の実証的調査から、中世から近代にかけての思考と感受性の構造を、絶望と歓喜、残虐と敬虔の対極的な激情としてとらえ、歴史の感動に身をおく楽しみを教える。中世人の意識と中世文化の全像を精細に描きあげた不朽の名著。
【目次】
第一版緒言
Ⅰ はげしい生活の基調
Ⅱ 美しい生活を求める願い
Ⅲ 身分社会という考えかた
Ⅳ 騎士の理念
Ⅴ 恋する英雄の夢
Ⅵ 騎士団と騎士誓約
Ⅶ 戦争と政治における騎士道理想の意義
Ⅷ 愛の様式化
Ⅸ 愛の作法
Ⅹ 牧歌ふうの生のイメージ
ⅩⅠ 死のイメージ
ⅩⅡ すべて聖なるものをイメージにあらわすこと
史料解題
年譜

著者略歴

著:ホイジンガ
一八七二年、オランダに生まれる。一九〇五年、フローニンゲン大学教授。一九一五年、ライデン大学外国史・歴史地理学教授。古代インド学で学位を得たが、のちにヨーロッパ中世史に転じ、一九一九年に『中世の秋』を発表し、大きな反響を呼ぶ。ライデン大学学長をも務める。主な著書に『エラスムス』『朝の影のなかに』『ホモ・ルーデンス』など。一九四五年、死去。

ISBN:9784122066663
出版社:中央公論新社
判型:文庫
ページ数:472ページ
定価:1200円(本体)
発行年月日:2018年11月
発売日:2018年11月20日
国際分類コード【Thema(シーマ)】 1:NHD
国際分類コード【Thema(シーマ)】 2:1DDF