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中公文庫

夏目漱石を江戸から読む

付・正宗白鳥「夏目漱石論」

著:小谷野 敦

紙版

内容紹介

夏目漱石の作品を江戸の文学――読本、歌舞伎、人形浄瑠璃と欧米文学との交点に生まれたものと捉え、比較文学の手法を用いてその関係性をひもとく。文庫化にあたってコラムや正宗白鳥の「夏目漱石論」を附録として収載した。

著者略歴

著:小谷野 敦
一九六二年(昭和三十七)茨城県生まれ、埼玉県育ち。東京大学文学部英文科卒業、同大学院比較文学比較文化専攻博士課程修了、学術博士(比較文学)。大阪大学言語文化部助教授、国際日本文化研究センター客員助教授などを経て、文筆業。おもな著書に、『〈男の恋〉の文学史』『もてない男』『江戸幻想批判』『聖母のいない国』『恋愛の昭和史』『谷崎潤一郎伝』『里見弴伝』『現代文学論争』『久米正雄伝』『文学賞の光と影』『日本恋愛思想史』ほか、多数。小説に、『悲望』『童貞放浪記』『母子寮前』(芥川賞候補)などがある。 二〇〇二年、『聖母のいない国』でサントリー学芸賞受賞。

ISBN:9784122065796
出版社:中央公論新社
判型:文庫
ページ数:336ページ
定価:1000円(本体)
発行年月日:2018年05月
発売日:2018年05月19日
国際分類コード【Thema(シーマ)】 1:FB
国際分類コード【Thema(シーマ)】 2:1FPJ