内容紹介
日本財政の神様がその晩年に語った、その財政政策や、政党党首として接した大正デモクラシーの群像。自由主義者としての思索の軌跡〈解説〉井上寿一
著者略歴
著:高橋 是清
嘉永七(一八五四)年、幕府御用絵師の子として江戸に生まれ、仙台藩足軽高橋家の養子となる。藩の留学生として渡米して苦学。文部省、農商務省を経て、日本銀行に入り、横浜正金銀行を経て、日銀副総裁に就任。日露戦争外債募集に成功した。日銀総裁に昇任後、山本権兵衛内閣の蔵相となり立憲政友会に入党した。大正一〇(一九二一)年、首相・政友会総裁に就任。都合七度蔵相を務める。金融恐慌ではモラトリアムを実施、恐慌を沈静させた。また世界大恐慌では、金輸出再禁止、国債の大量発行など積極財政による景気刺激策を推進した。昭和一一(一九三六)年の二・二六事件で暗殺された。
ISBN:9784122065772
。出版社:中央公論新社
。判型:文庫
。ページ数:440ページ
。定価:1000円(本体)
。発行年月日:2018年04月
。発売日:2018年04月19日
。国際分類コード【Thema(シーマ)】 1:DNB。