内容紹介
今日の決戦こそが諸君の名をローマ戦史のなかに不朽のものにするだろう――皇妹を妃とし、副帝としてガリア統治を任ぜられたユリアヌス。未熟ながら真摯な彼の姿は兵士たちの心を打ち、ついにゲルマン人の侵攻を退けるのだった。
【全四巻】〈巻末付録〉『背教者ユリアヌス』歴史紀行〈解説〉須賀しのぶ
著者略歴
著:辻 邦生
一九二五年、東京生まれ。東京大学仏文科卒業。六三年「廻廊にて」で第四回近代文学賞、六八年「安土往還記」で芸術選奨新人賞、七二年「背教者ユリアヌス」で第十四回毎日芸術賞、九五年「西行花伝」で第三十一回谷崎潤一郎賞受賞。そのほかの著書に「夏の砦」「嵯峨野明月記」「銀杏散りやまず」「フーシェ革命暦」、連作短篇「ある生涯の七つの場所」全七巻、紀行「美しい夏の行方」、また「辻邦生全集」全二十巻がある。九九年没。
ISBN:9784122065413
。出版社:中央公論新社
。判型:文庫
。ページ数:400ページ
。定価:1000円(本体)
。発行年月日:2018年02月
。発売日:2018年02月22日
。国際分類コード【Thema(シーマ)】 1:FB
。国際分類コード【Thema(シーマ)】 2:1FPJ。