出版社を探す

中公新書ラクレ 807

川路利良 日本警察をつくった明治の巨人

著:加来耕三

紙版

内容紹介

薩摩藩の下級武士の家に生まれながら、戊辰戦争の活躍で西郷隆盛に引き立てられ、幕末の激動の時代を生き抜いた川路利良。大久保利通の信頼も得て、維新後に警察の創設を任され、フランス視察を経て、日本に近代的警察機構を作り上げる。しかし、新政府の方針を巡り、西郷と大久保が対立。川路は、大恩人である西郷の敵となり、政府軍を率いて西南戦争へ赴く――。日本という新しい国家と警察組織に一身を捧げ、初代大警視(警視総監)まで上り詰めた男の生涯を描く。

著者略歴

著:加来耕三
加来耕三
大阪市生まれ。歴史家、作家。奈良大学卒業後、同大学文学部研究員を経て、現在は著作活動のほか、テレビ・ラジオ番組への出演や、番組の時代考証・企画・監修・構成に携わる。著書に『教養としての歴史学入門』(ビジネス社)、『徳川家康の勉強法』(プレジデント社)、『大御所の後継者問題』(MdN新書)、『日本史を変えた偉人たちが教える 3秒で相手を動かす技術』(PHP研究所)など多数。監修に、『読むとなんだかラクになる がんばらなかった逆偉人伝 日本史編』(主婦の友社)など。立花宗茂をテーマとした『加来耕三が柳川で大河ドラマをつくってみた 超拡大!放送尺22倍SP(RKB毎日放送)』は第57回ギャラクシー賞優秀賞(2019年度)を受賞。

ISBN:9784121508072
出版社:中央公論新社
判型:新書
ページ数:320ページ
定価:960円(本体)
発行年月日:2024年01月
発売日:2024年01月10日
国際分類コード【Thema(シーマ)】 1:DNB