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中公新書ラクレ 766

吉村昭の人生作法

仕事の流儀から最期の選択まで

著:谷口 桂子

紙版

内容紹介

『戦艦武蔵』『破獄』などの作品で知られる作家・吉村昭(一九二七―二〇〇六)は、公私ともに独自のスタイル貫いた。「一流料亭より縄のれんの小料理屋を好む」が、「取材のためのタクシー代には糸目をつけない」。「執筆以外の雑事は避けたい」一方、「世話になった遠方の床屋に半日かけて通う」。合理的だが義理人情に厚く、最期の時まで自らの決断にこだわった人生哲学を、吉村自身の言葉によって浮き彫りにする。


目次

第一章 日々の暮らしの中で――日常の作法

第二章 これは小説になる、を探して――仕事の作法

第三章 生活の中に文学を持ち込まない――家庭の作法

第四章 書斎と家庭を離れて――余暇の作法

第五章 幸せだなあ、と毎朝つぶやいて――人生の作法

著者略歴

著:谷口 桂子
谷口桂子

作家・俳人。1961年、三重県四日市生まれ。東京外国語大学イタリア語学科卒業。2000年3月『エイク』で小説デビュー。以降、小説やノンフィクションなどの本を出版。著書に『食と酒 吉村昭の流儀』のほか、『一寸先は光』『越し人 芥川龍之介最後の恋人』『崖っぷちパラダイス』『祇園、うっとこの話「みの家」女将、ひとり語り』『夫婦の階段』(インタビュー集)など多数。

ISBN:9784121507662
出版社:中央公論新社
判型:新書
ページ数:224ページ
定価:840円(本体)
発行年月日:2022年06月
発売日:2022年06月09日
国際分類コード【Thema(シーマ)】 1:FB
国際分類コード【Thema(シーマ)】 2:1FPJ