中公新書ラクレ
「オウム」は再び現れる
著:島田 裕巳
紙版
内容紹介
信念なき「普通の人」たちが
凶悪事件の犯人になった理由(わけ)
麻原彰晃らオウム真理教の幹部13人の死刑が執行された。未曽有の大事件から我々は何を学ぶべきなのか。自身の評論活動から、一時「オウムシンパ」との批判を受け、以来、オウム事件の解明に取り組んできた筆者が、いまこそ事件の教訓を問う。信念なき「普通の人」たちが凶悪犯罪を起こしたのはなぜか。それは、オウムが日本組織に特有な奇妙な構造を持っていたからだ。日本組織の特殊さを理解せずにオウム事件は終わらない。
序章 死刑に処せられた教祖
第1章 オウム真理教の出現
第2章 崩壊する世界と終末論
―1999年の呪縛
第3章 ハイブリットなネオ仏教
―オウムとはどういう宗教なのか
第4章 グルと弟子
―マハー・ムドラーとは何か
第5章 秘密と暴力
―組織犯罪がテロリズムを呼び込む
第6章 武装化とサリン
第7章 オウムは再び現れる
ISBN:9784121506405
。出版社:中央公論新社
。判型:新書
。ページ数:224ページ
。定価:820円(本体)
。発行年月日:2018年12月
。発売日:2018年12月10日
。国際分類コード【Thema(シーマ)】 1:QRR。