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中公新書 2810

日本鉄道廃線史

消えた鉄路の跡を行く

著:小牟田哲彦

紙版

内容紹介

野ざらしの廃車両、ぽっかりと闇をのぞかせる廃トンネル……全国に散在する廃線にも、かつては活気に満ちる時代があったはずだがなぜ廃止されてしまったのか。戦中の「不要不急路線」にはじまり、モータリゼーションや国鉄再建に伴う大量の廃止、近年の自然災害による廃線などを時代別・種類別に紹介する。そして現在、新たな廃線論議が巻き起こっているが、解決策はどこにあるのか。廃線からたどる戦後日本交通史。

著者略歴

著:小牟田哲彦
小牟田哲彦
1975年(昭和50年)東京都生まれ.早稲田大学法学部卒業,筑波大学大学院ビジネス科学研究科企業科学専攻博士後期課程単位取得退学.日本および東アジアの近現代交通史や鉄道に関する研究・文藝活動を行う.日本文藝家協会会員.
著書『鉄馬は走りたい――南北朝鮮分断鉄道に乗る』(草思社,2004),『去りゆく星空の夜行列車』(扶桑社,2009.草思社文庫,2015),『鉄道と国家――「我田引鉄」の近現代史』(講談社現代新書,2012.新装改訂版,交通新聞社新書,2023),『世界の鉄道紀行』(講談社現代新書,2014),『大日本帝国の海外鉄道』(東京堂出版,2015,交通図書賞奨励賞受賞.改訂新版,育鵬社,2021),『旅行ガイドブックから読み解く明治・大正・昭和 日本人のアジア観光』(草思社,2019),『宮脇俊三の紀行文学を読む』(中央公論新社,2021),『「日本列島改造論」と鉄道――田中角栄が描いた路線網』(交通新聞社新書,2022),『列車で越える世界の緊迫国境』(育鵬社,2023)ほか.

ISBN:9784121028105
出版社:中央公論新社
判型:新書
ページ数:256ページ
定価:1050円(本体)
発売予定日:2024年06月19日