内容紹介
『竜馬がゆく』『坂の上の雲』『翔ぶが如く』など、売上げ累計が1億冊を超える大ベストセラー作家司馬遼太郎(一九二三~九六)。日本史を主たるテーマに、人物を個性豊かに、現代への教訓を込めて記した作品は、多くの読者を獲得。「司馬史観」と呼ばれる歴史の見方は論争ともなった。本書は、司馬の生涯を辿り、作品を紹介し、その歴史小説の本質、多くの人を魅了した理由を20世紀の時代とともに描く。国民作家の入門書でもある。
著者略歴
著:福間良明
福間良明
1969(昭和44)年熊本県生まれ.京都大学大学院人間・環境学研究科博士課程修了.博士(人間・環境学).出版社勤務,香川大学経済学部准教授などを経て,現在,立命館大学産業社会学部教授.専門は歴史社会学・メディア史.著書に『「反戦」のメディア史戦後日本における世論と輿論の拮抗』(世界思想社,2006年,内川芳美記念マス・コミュニケーション学会賞受賞),『「戦争体験」の戦後史世代・教養・イデオロギー』(中公新書,2009年),『「戦跡」の戦後史せめぎあう遺構とモニュメント』(岩波現代全書,2015年),『「働く青年」と教養の戦後史「人生雑誌」と読者のゆくえ』(筑摩選書,2017年,第39回サントリー学芸賞受賞),『「勤労青年」の教養文化史』(岩波新書,2020年),『戦後日本、記憶の力学「継承という断絶」と無難さの政治学』(作品社,2020年).
ISBN:9784121027207
。出版社:中央公論新社
。判型:新書
。ページ数:296ページ
。定価:900円(本体)
。発行年月日:2022年10月
。発売日:2022年10月20日
。国際分類コード【Thema(シーマ)】 1:FB
。国際分類コード【Thema(シーマ)】 2:1FPJ。