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中公新書 2713

「美味しい」とは何か

食からひもとく美学入門

著:源河 亨

紙版

内容紹介

あるものを美しい、醜い、などと評価するとき、私たちは何を考えているのか。評価を下すのに用いる「センス」とは。こうしたことを考える学問が美学だ。本書は、絵画や音楽ではなく、身近な食事から美学の扉を開く。「美味しい」「まずい」という評価は人それぞれ? レビューサイトの情報があると純粋に食事を楽しめない? 美食の感動は言葉にすべきじゃない? そもそも料理は芸術か? やさしくも奥深い美学入門。

著者略歴

著:源河 亨
源河亨
1985年、沖縄県生まれ。2016年に慶應義塾大学にて博士(哲学)を取得。日本学術振興会特別研究員PD(東京大学)、日本大学芸術学部非常勤講師などを経て、2021年より九州大学大学院比較社会文化研究院講師。専門は、心の哲学、美学。著書に『知覚と判断の境界線――「知覚の哲学」基本と応用』(2017年、慶應義塾大学出版会)、『悲しい曲の何が悲しいのか――音楽美学と心の哲学』(2019年、慶應義塾大学出版会)、『感情の哲学入門講義』(2021年、慶應義塾大学出版会)。

ISBN:9784121027139
出版社:中央公論新社
判型:新書
ページ数:232ページ
定価:820円(本体)
発行年月日:2022年08月
発売日:2022年08月22日
国際分類コード【Thema(シーマ)】 1:ABA
国際分類コード【Thema(シーマ)】 2:WF