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中公新書 2705

平氏―公家の盛衰、武家の興亡

著:倉本 一宏

紙版

内容紹介

「平氏」と聞いてイメージするのは、平安時代末に活躍した平清盛ら桓武平氏(のなかの伊勢平氏)の武士だろう。だが、清盛の一家以外にも歴史に名をとどめる平氏は数多い。例えば、源平合戦で功績を挙げ鎌倉幕府を支えた御家人(北条氏、梶原氏、三浦氏など)の多くは平氏出身とされる。著名な歌人や、貴重な家記を残した公家も少なくない。本書は、それら公家・武家にわたる平氏の全貌を明らかにする試みである。

著者略歴

著:倉本 一宏
倉本一宏
1958年(昭和33年),三重県津市に生まれる.東京大学文学部卒業.同大学大学院人文科学研究科国史学専門課程博士課程単位取得退学.2009年より国際日本文化研究センター教授.博士(文学,東京大学).専門は日本古代政治史,古記録学.著書に『蘇我氏――古代豪族の興亡』『藤原氏――権力中枢の一族』『公家源氏――王権を支えた名族』『平氏――公家の盛衰、武家の興亡』『一条天皇』『戦争の日本史2 壬申の乱』『藤原道長「御堂関白記」全現代語訳』『藤原行成「権記」全現代語訳』『藤原道長の日常生活』『藤原道長の権力と欲望』『平安朝 皇位継承の闇』『「旅」の誕生』『戦争の日本古代史』など.

ISBN:9784121027054
出版社:中央公論新社
判型:新書
ページ数:312ページ
定価:920円(本体)
発行年月日:2022年07月
発売日:2022年07月20日
国際分類コード【Thema(シーマ)】 1:WQY