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中公新書 2688

戦国日本の軍事革命

鉄炮が一変させた戦場と統治

著:藤田 達生

紙版

内容紹介

鉄炮は一六世紀中頃にいくつかのルートから日本に伝来した。鉄炮鍛冶により瞬く間に国内で大量生産されるようになると、長槍や騎馬隊が中心だった戦場を一変させた。さらに織田信長は検地により兵站システムを整え、鉄炮の大量使用を実現して、天下統一への歩みを加速させた。攻城戦・海戦では大砲も活用されてゆく。火器がもたらした革命的な変化が秀吉、家康と引き継がれ、近世を到来させるまでの激変を活写する。

著者略歴

著:藤田 達生
藤田達生

1958年(昭和33年)、愛媛県に生まれる。1987年、神戸大学大学院博士課程修了、学術博士。同年、神戸大学大学院助手。1993年、三重大学教育学部助教授。2003年、同教授。2015年、三重大学大学院地域イノベーション学研究科教授兼任。専攻は日本近世国家成立史の研究。著書に『日本中・近世移行期の地域構造』(校倉書房)、『日本近世国家成立史の研究』(校倉書房)、『藤堂高虎論』(塙書房)、『秀吉神話をくつがえす』(講談社現代新書)、『江戸時代の設計者』(講談社現代新書)、『本能寺の変』(講談社学術文庫)、『秀吉と海賊大名』(中公新書)、『天下統一』(中公新書)、『藩とは何か』(中公新書)など多数。

ISBN:9784121026880
出版社:中央公論新社
判型:新書
ページ数:256ページ
定価:840円(本体)
発行年月日:2022年03月
発売日:2022年03月22日
国際分類コード【Thema(シーマ)】 1:NHF
国際分類コード【Thema(シーマ)】 2:1FPJ