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中公新書 2538

アジア近現代史

「世界史の誕生」以後の800年

著:岩崎 育夫

紙版

内容紹介

世界人口の約六割を抱え、広大な面積を占めるアジア。本書は、各国史の寄せ集めではなく、アジアの歴史を一体的にとらえる試みである。土着国家の盛衰と十三世紀のモンゴル帝国誕生から説き起こす。欧米による植民地化、日本の占領統治、第二次世界大戦後の独立と経済発展、そして「アジア共同体」の摸索まで。アジア域内の交流と、欧米など外部勢力との相互作用とに着目しながら、アジアとは何かを探る。

著者略歴

著:岩崎 育夫
岩崎育夫
1949年(昭和24年)、長野県に生まれる。立教大学文学部卒業。アジア経済研究所地域研究第一部主任調査研究員、拓殖大学国際学部教授などを歴任。アジア研究者。専門は東アジア・東南アジアの政治発展論。著書に『リー・クアンユー』(岩波書店、1996年)、『華人資本の政治経済学』(東洋経済新報社、1997年。アジア太平洋賞特別賞)、『アジア政治を見る眼』(中公新書、2001年)、『アジア政治とは何か』(中公叢書、2009年)、『物語 シンガポールの歴史』(中公新書、2013年)、『アジアの国家史』(岩波全書、2014年)、『入門 東南アジア近現代史』(講談社現代新書、2017年)などがある。

ISBN:9784121025388
出版社:中央公論新社
判型:新書
ページ数:280ページ
定価:860円(本体)
発行年月日:2019年04月
発売日:2019年04月18日
国際分類コード【Thema(シーマ)】 1:NHF