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勘三郎の死

劇場群像と舞台回想

著:中村 哲郎

紙版

内容紹介

何と言ってもいい役者だった

面白い、愉しい役者だった

ある時代の、人の世の花だった――

戦後歌舞伎史のなかでの39年の交友を綴った珠玉のエッセイ


 目次より
Ⅰ 十八代目勘三郎

勘三郎の死/まぼろしの還暦の『助六』/一期一会にあらず/ナミノは二人/汝は旅人

Ⅱ 劇場群像――追悼・追憶賦

七世中村芝翫/四世中村雀右衛門/河竹登志夫/草森紳一/永山武臣/三島由紀夫/六代目歌右衛門
Ⅲ 舞台回想

風、楼に満つ〟時代/歌舞伎座が意味するもの/戦後歌舞伎の円朝物と円朝劇/『切られお富』の記憶/道行と五・六段目の記憶

Ⅳ 書架散見

Ⅴ 倫敦戯場漫歩

著者略歴

著:中村 哲郎
中村哲郎

1942年、山梨県生まれ。演劇研究者にして評論家。少年期より今日まで、おもに歌舞伎と演劇の周囲を見つめてきた。著書に『西洋人の歌舞伎発見』(芸術選奨新人賞)、『歌舞伎の近代』(河竹賞)、『花とフォルムと』(芸術選奨文部科学大臣賞)ほか、戯曲に『天壇の西太后』がある。

ISBN:9784120053214
出版社:中央公論新社
判型:4-6
ページ数:396ページ
定価:3000円(本体)
発行年月日:2020年07月
発売日:2020年07月09日
国際分類コード【Thema(シーマ)】 1:ATX
国際分類コード【Thema(シーマ)】 2:1FPJ