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敗れても 敗れても

東大野球部「百年」の奮戦

著:門田 隆将

紙版

内容紹介

「魂が神宮球場から離れない」
4年間80連敗のまま卒部した副将は、そう呻いた。

二〇一九年に「創部百年」を迎える東大野球部は、日本野球のルーツというべき伝統を誇る。
戦火の中、沖縄に消えた英雄や、「赤門旋風」の主役たち、150キロ左腕宮台康平らへの徹底取材を通じて、謎を秘めた集団を解剖する。
野球の「本質」と、ひとつの目標に向かってひた走ることの「価値」を思い出させる渾身のルポルタージュ。

目  次
第一章   沖縄に散った英雄
第二章   栄光と敗北の歴史
第三章   伝説の最多投手
第四章   赤門旋風
第五章   連敗の苦悩
第六章   執念の連敗脱出
第七章   現われた怪物
第八章   苦闘の末に
第九章   悲願の勝ち点おわりに

著者略歴

著:門田 隆将
1958年高知県生まれ。中央大学法学部卒業後、出版社勤務を経てノンフィクション作家に。政治、歴史、司法、事件、スポーツなど幅広いジャンルで執筆。2010年『この命、義に捧ぐ――台湾を救った陸軍中将根本博の奇跡』(角川文庫)で第19回山本七平賞を受賞。主な著書に『甲子園への遺言――伝説の打撃コーチ高畠導宏の生涯』(講談社文庫)『なぜ君は絶望と闘えたのか――本村洋の3300日』(新潮文庫)『死の淵 を見た男――吉田昌郎と福島第一原発』(角川文庫)などがある。

ISBN:9784120050893
出版社:中央公論新社
判型:4-6
ページ数:304ページ
定価:1600円(本体)
発行年月日:2018年05月
発売日:2018年05月19日
国際分類コード【Thema(シーマ)】 1:SF