新潮文庫
文士の友情
文庫版
吉行淳之介の事など
著:安岡 章太郎
紙版
内容紹介
「戦後派」の先輩や「第三の新人」と呼ばれた盟友たちが次々鬼籍に入っていく。梅崎春生のイタズラ宣言、楽天妄想癖の吉行淳之介とのおかしな発言、遠藤周作との受洗をめぐる信仰上の絆、島尾敏雄夫妻見舞いの忘れ得ぬ一コマ、そして小林秀雄との火花散る文学談義。珠玉のエッセイ、対談、鼎談を集めて、往時のユーモラスで、滋味あふれる文士たちとの交友を浮かび上がらせた一冊。