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新編 日本古典文学全集 41

将門記・陸奥話記・保元物語・平治物語

校注・訳:松林 靖明
校注・訳:信太 周
校注・訳:犬井 善寿

紙版

内容紹介

風雲、急を告げる! 荒ぶる英雄たちが活躍する、初期軍記の傑作軍。

都の貴族が平安の春を謳歌していたころ、中央政府に敢然と反旗を翻し、関東に独立国をうちたて、自ら新たな天皇、「新皇」を称した男、平将門。その反乱の経緯と戦いの有様が記された『将門記』。それから百十数年後、奥州経営をめぐる安倍氏と清和源氏との長く苦しい戦い、いわゆる「前九年の役」の顛末を記した『陸奥話記』。その約百年の後、政権の中枢で、天皇家と摂関家、それぞれの内部の愛憎からこじれた、皇位継承をめぐる争いを描く『保元物語』。さらにその戦後処理の不満から発生したクーデターと、完膚無きまでに没落した源氏嫡流でひとり、斬首を免れて伊豆に配流される頼朝を「虎を野に放つ」と評して巻を閉じる『平治物語』。生と死、愛と戦いの歴史群像。

ISBN:9784096580417
出版社:小学館
判型:菊判変
ページ数:650ページ
定価:4657円(本体)
発行年月日:2002年02月
発売日:2002年01月31日
国際分類コード【Thema(シーマ)】 1:FB
国際分類コード【Thema(シーマ)】 2:DNT
国際分類コード【Thema(シーマ)】 3:1FPJ