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小学館文庫

はじまりは「マイ・フェア・レディ」

著:有吉 玉青

紙版

内容紹介

心潤す、舞台、映画、美術展の愉しみ方

作品は本来、自由に見ていいものだと思う。「自由に見る」とはどういうことかを考えて、それは要するに「絵を見ない」ことだという極論にたどり着いた。
たとえば、美術展に行く楽しみを、筆者はこのように述べています。巷に存在する、知識や批判をちりばめた評論とはまったく違う、筆者ならではの感動の解釈がそこかしこにちりばめられています。そこからみえてくるのは、決して自分の意見を押しつけるでもなく、批判はまったくなく、ただただ筆者本人が愉しみ、感動をしている姿。すると、舞台、映画、美術展・・それぞれの作品の魅力が、かえって色鮮やかに浮かんできます。「今度、舞台に行ってみようかな」「映画久しぶりに観に行きたいな」、そんな気持ちに、自然にさせてくれるのです。
そして、ただ過ごしている毎日も、こんな感動がすぐ近くにあり、そしてそれを愉しむ心を持てば、とても素敵なきらきらしたものになる・・・
そんな生き方へのメッセージともなって、じんわりと心が癒される作品となっています。

【編集担当からのおすすめ情報】
ミュージカル、演劇、美術展、映画、バレエ、宝塚、書、野球、水族館・・・・。有名なもの、話題をさらったものから、あまり知られていなかったものまで、幅広い作品の数々が語られています。読者のみなさんも行ったことや耳にしたことがあるものも登場するのでは。ご自身の感想と比べてみても面白いかと思います。
身近に愉しめるもの、感動するものがこんなにある!大人で良かった!と心から実感できるエッセイです。

ISBN:9784094087345
出版社:小学館
判型:文庫
ページ数:224ページ
定価:476円(本体)
発行年月日:2012年06月
発売日:2012年06月06日
国際分類コード【Thema(シーマ)】 1:DNL
国際分類コード【Thema(シーマ)】 2:DS
国際分類コード【Thema(シーマ)】 3:1FPJ