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小学館文庫

ステーション・イレブン

Station Eleven

著:エミリー・セントジョン・マンデル
訳:満園 真木

紙版

内容紹介

文明崩壊後の世界を描く傑作SFサスペンス

新型インフルエンザ「グルジア風邪」の流行により、人類の99%が死滅し地球の文明が崩壊した。パンデミックの幕開けは、カナダ・トロントの劇場で上演されていた『リア王』の主演俳優アーサーの死で始まる。同じ舞台に立っていた8歳の子役キルステンは、彼の死を目の当たりにする。
そしてその20年後。電気もなく廃墟も残るなか、生き残った人々はわずかな食料や資源を繋いで生活していた。そしてキルステンは旅の楽団に入り、ミシガン湖周辺を移動していた。20年前、死の前にアーサーがくれた『ドクター・イレブン』というSF漫画を大切に持ち続けながら。
ある日、旅の楽団がセントデボラという町で『真夏の夜の夢』を上演していると、観客の中から不気味な「預言者」が現れる……。
アーサーの死までの人生と、文明崩壊後20年目の世界のキルステンの日々が交錯するなか、さまざまな人間模様と『ドクター・イレブン』をめぐる謎が解き明かされる、傑作SFサスペンス。全米図書賞最終候補作。

ISBN:9784094060263
出版社:小学館
判型:文庫
ページ数:496ページ
定価:880円(本体)
発行年月日:2015年02月
発売日:2015年02月06日
国際分類コード【Thema(シーマ)】 1:FB