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唐牛伝

敗者の戦後漂流

著:佐野 眞一

紙版

内容紹介

革命なんて、しゃらくせえ!

「昭和の妖怪」岸信介と対峙し、
「聖女」樺美智子の十字架を背負い、
「三代目山口組組長」田岡一雄と
「最後の黒幕」田中清玄の寵愛を受け、
「思想界の巨人」吉本隆明と共闘し、
「不随の病院王」徳田虎雄の参謀になった
全学連元委員長、47年の軌跡。

ノンフィクション作家・佐野眞一が北は紋別、南は沖縄まで足を運び、1984年に物故した60年安保のカリスマの心奥を描く。

「唐牛健太郎を書くことは私自身の過去を見つめ直す骨がらみの仕事だった」――著者3年ぶりの本格評伝

目次

プロローグ
第一章 装甲車を乗り越えよ
第二章 革命前夜
第三章 闇に蠢く
第四章 逃避行
第五章 闘士たちのその後
第六章 与論・紋別・喜界島
第七章 名もなき死
あとがき

ISBN:9784093897679
出版社:小学館
判型:4-6
ページ数:400ページ
定価:1600円(本体)
発行年月日:2016年08月
発売日:2016年07月29日
国際分類コード【Thema(シーマ)】 1:DNB