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眞晝の海への旅

著:辻 邦生

紙版

内容紹介

帆船という“劇場”で巻き起こる人間ドラマ

海を愛する若者が生の歓びを求め、ブリガンティン型帆船<大いなる(グローセル・)眞晝(ミッタ-タ)>号に乗り込んで船出をする。

「無一物主義」という哲学思想をもつベルナールを船長に、フランソワ、ターナー、ケイン、女性のファビアン、そして日本人の私など11人のクルーは、ヨーロッパから日本を経由して、一路、太平洋へと航海を続ける。

やがて、南太平洋に入ると、荒れ狂う颶風(ぐふう)圏に突入していく中、嵐のさなかに恐るべき事件が起きてしまう。帆船の船内は、さながら芝居の劇場のように複雑な人間関係が入り組んで、それは悲劇への序章にふさわしい舞台だった。

辻作品らしい“詩とロマンの薫り”に満ち溢れた長編小説。

ISBN:9784093523097
出版社:小学館
判型:B6
ページ数:544ページ
定価:650円(本体)
発行年月日:2017年07月
発売日:2017年07月13日
国際分類コード【Thema(シーマ)】 1:FB
国際分類コード【Thema(シーマ)】 2:1FPJ