「新五千円札の顔は樋口一葉」。命日の11月23日に毎年行われている一葉忌(トウキョウト文京区本郷・法真寺)には、今年も数多くの人々が訪れた。人間・樋口一葉の足跡と人生、そして全作品の舞台となった「明治の世界」を、写真や詳細な地図で立体的に案内するのが本書。一葉が実際に訪れた神社や庭園、店などとともに、旧居跡を含んだ町歩き7コースを提案。この秋、話題の中心となる樋口一葉ゆかりの地(浅草、向島、谷根千、本郷、小石川など)を、そぞろ歩いてみよう。きっと新発見のタウンウォーキングが楽しめること請け合いです。明治の風格がわかるコラムやインタビューを交え、まさに等身大の一葉に近づける文学散歩の旅に浸れる本。